犬と猫の呼吸器診療検査マニュアル
よりよい呼吸器診療への架け橋となる一冊です。
特長
【特長】
本書は2部構成となっており、「第1部 非侵襲検査」では、まず呼吸器診療の基礎となる問診や臨床徴候、身体検査を詳説。血液検査の項では、血液ガスの解釈と考え方について解説します。X線、超音波、透視X線など各種検査は、それぞれ鼻腔、喉頭、気管、気管支、肺について、多くの画像を用いています。したがって呼吸器疾患の診断において重要なツールである画像診断が理解できるようになっています。
「第2部 麻酔下検査」では、確定診断へつなげるさらに詳細な検査を取り上げます。内視鏡検査は部位ごとに多くの画像を用いて解説します。また腫瘍の鑑別、構造的異常を検出するために必要なCT検査やMRI検査について、さらに確定診断を得るために必須の病理生検、病理検査、細胞診についても網羅しています。各種検査のための麻酔についても詳説し、気道閉塞と遭遇した緊急時の一時気管切開術にも言及します。
仕様
【仕様】
●小動物呼吸器疾患研究グループ(SARS)監修・著者
金本英之/佐藤雅彦/中村健介/藤原亜紀
●SARS会長・著者
末松正弘
●著者
稲葉健一/塗木貴臣/谷口哲也/藤田 淳/
近藤広孝/浅川 翠/関 瀬利/手島健次/小林 良
●A4判 ●328 頁 ●並製本 ●オールカラー
詳細説明
もくじ
第1部
非侵襲検査
第1章問診
第2章臨床徴候
第3章身体検査
第4章血液検査
1血液ガス分析/2その他
第5章X線検査
1鼻腔・咽頭/2咽頭〈犬〉/3咽頭〈猫〉/4気管・気管支〈犬〉/
5気管・気管支〈猫〉/6肺/7縦隔
第6章超音波検査
1咽頭〈犬〉/2咽頭〈猫〉/3肺/4心臓
第7章透視X線検査
1咽喉頭/2気管・気管
〈犬〉/3気管・気管支〈猫〉
第2部
麻酔下検査
第1章内視鏡検査
1鼻腔・咽頭/2咽頭〈犬〉/3咽頭〈猫〉/4気管・気管支〈犬〉/
5気管・気管支〈猫〉/6気管支肺胞洗浄(BAL)
第2章CT検査
1肺・縦隔・胸胸腔/2気管・気管支
第3章MRI検査
鼻腔・咽頭
第4章病理生検
1呼吸器の生検(内科的)/2呼吸器の生検(外科的)
第5章病理検査
第6章細胞診
第7章麻酔
1鼻腔検査時の麻酔/2咽頭検査時の麻酔/3気管・気管支・肺の麻酔/
4呼吸不全に対する人工呼吸管理/5一時気管切開術