イヌとネコにおける疾患別の麻酔管理
麻酔技術の目的は、単に症例を麻酔回復させるだけではなく、麻酔処置によって引き起こされる生理的または精神的な有害作用を後遺させないことにある。
特長
【特長】
本書の原本は、獣医療において、初めて犬猫の疾患や病態に応じた麻酔技術や麻酔プロトコルについて網羅した教科書であり、その執筆を米国獣医麻酔疼痛管理専門医23名が担当し、獣医麻酔疼痛管理分野における最先端の概念、とくに、疾患を有する症例の麻酔管理に関する最新情報が満載されている。今回、この新たな獣医麻酔学の教科書を日本語訳するにあたり、原本の内容を正確に反映し、臨床的にも矛盾なく理解しやすい翻訳を実現するため、動物の麻酔疼痛管理を専門として活躍する18名の日本人「麻酔科医」に翻訳を依頼することとした。獣医麻酔の入門書ではなく、所属する診療施設において疾患を有する症例に対してワンランク上の麻酔管理を求められる臨床獣医師に役に立つ内容となっている。麻酔専門医を目指す獣医師や麻酔科医には座右の書とすべき良書である。
仕様
【仕様】
●監訳:山下和人
●B5判 ●376 頁 ●ソフトカバー ●本文モノクロ
詳細説明
目次
寄稿者 viii-ix
監訳 翻訳 x-xi
序文 xii
監訳者の言葉 xiii-xiv
第1章 心血管疾患 1
第2章 呼吸器系疾患 59
第3章 神経疾患 75
第4章 肝胆道系疾患 86
第5章 消化器疾患 97
第6章 腎疾患 121
第7章 周術期の体液、電解質および酸‐塩基平衡の異常 135
第8章 内分泌疾患 158
第9章 栄養疾患 185
第10章 眼科疾患 190
第11章 口腔内および上顎顔面の疾患 199
第12章 血液学的異常 214
第13章 皮膚疾患と筋骨格疾患 235
第14章 感染症 261
第15章 腫瘍 279
第16章 帝王切開および妊娠 315
第17章 新生子、幼若および高齢動物の麻酔管理 326
第18章 外傷に関連した疾患 336
索引 347