小動物基礎臨床技術シリーズ 救急の初期対応
次に出遭う救急症例を救いたい、すべての獣医師、愛玩動物看護師へ。
〜2025年08月31日 18:00まで
特長
【特長】
救急症例が来院したとき、正しい知識と技術を駆使して対応ができていますか。
本書が‘‘救急対応のバイブル’'となり、次に出遭う救急症例に自信をもって対応できるよう導きます。
<序文より抜粋>
救急医療とは、『急に生じた病気や怪我に適切に対応し、危機的な状態を脱するためにチーム医療を施し安定化すること』であると考える。そしてこの救急医療を実践するための体系的アプローチを本書に記した。本書の構成として第一章および第二章で、飼い王からの電話に始まり、受け入れの準備、待合室での第一印象の評価、Primary survey、初期対応の順に体系的なアプローチを解説。第三章では代表的な救急疾患について検査・治療を中心に解説した。また、第四章では心肺停止の症例に対する心肺蘇生処置(Cardiopulmonary resuscitation : CPR)を、2024年にアップデートされたRECOVERのガイドラインも紹介しながら解説。本書を通じて救急症例への対応と一連の流れを体感していただければ幸いである。
仕様
【仕様】
●出版:エデュワードプレス
●監修:中村 俊
●著:中村 俊、侭田和也、鍋嶋健太郎、手塚 光、岡田海人、唐津健輔、森田 肇、松方 聡
●仕様:A4判、並製本、200頁、オールカラー
●ISBN:978-4-86671-277-2
●発行年月日:2025年6月15日
★小動物基礎臨床技術シリーズ★
・外科の準備の基本
・縫合法
・手術器具の基本操作
・精巣・精巣腫瘍摘出術
・卵巣子宮摘出術
・創傷管理―ドレッシングと縫合―
・検体採取の手技
・入院管理の手技
・麻酔・疼痛管理
・救急の初期対応
詳細説明
【目次】序文執筆者一覧
本書の使い方
第1章 総論
1. トリアージ
2. 緊急に備えるための準備物
第2章 臨床徴候別の初期対応
1. 呼吸器徴候(A&B)
2. ショック徴候(C)
3. 意識障害(D)
4. てんかん発作(D)
5. 重度外傷(E)
6. 高体温(E)
第3章 最低限対応したい救急疾患
1. 呼吸の異常
1. 心原性肺水腫
2. 誤嚥性肺炎
2. 循環の異常
1. 腹腔内出血
2. 心タンポナーデ
3. 胃拡張捻転症候群
4. アナフィラキシー
5. 敗血症
6. 猫の大動脈血栓塞栓症
3. 中枢神経の異常
1. てんかん重積
4. 泌尿器の異常
1. 尿道閉塞
5. 生殖器の異常
1. 難産
6. 代謝/内分泌の異常
1. 糖尿病性ケトアシドーシスと高血糖高浸透圧症候群
2. アジソンクリーゼ
3. 低血糖
7. 中毒
1. 総論
第4章 心肺停止時の対応
1. RECOVERガイドライン
2. 心肺蘇生(CPR)の準備・心肺停止(CPA)の診断・BLS・ALS
3. シミュレーション
4. ROSC後の管理
索 引
執筆者プロフィール