Fixinならロッキングプレートの利点である“骨膜温存による骨への血流維持”を、シンプルに、ローコストで導入できます。
また、豊富な形状のプレートは、最適化されたスクリューホールの位置や、プッシングシステムの採用、プレートデザインの工夫により従来のロッキングプレートシステムと比べ、薄型化を実現しています。
従来型のロッキングプレートは、スクリューホールとスクリューヘッドに切られたネジによる固定でロッキング効果を得ますが、Fixinは、テーパー構造のスクリューヘッドと受け側のテーパー構造の“ブッシング”(スクリューホールに固定)による“コニカルカップリング”でロッキングされます。
骨片‐固定器具への負重が理想的に分散され、インプラント破損やスクリュー・パックアウトのリスクが低いシステムです。
また従来型ロッキングシステムの問題点であったクロス‐スレディング(ネジ咬み)は、構造的に発生することがありません。
スクリュードライバーによるスクリューアウトができない場合、ブッシング取り外しのための器具(ブッシングエクストラクター)で、ブッシングごとロッキングスクリューをプレート本体から脱離できます(マイクロは不可)。
器具先端のノッチをブッシングの2つのノッチに垂直にはめて押し付け、半時計周りに回します。
Fixinプレート上に細径Kワイヤーが通過する小穴があります。
Kワイヤー(※)をこの小穴を通して骨に刺入することで、プレートポジションの仮固定が可能です。
※Kワイヤーホールの無いプレートもあります。
インプラント以外の必要な専用器具が少なく、初期投資が比較的抑えられるため、新たにロッキングプレートシステムを導入される動物病院様にも大きなメリットです。