飼い主様にどのような場面で検査を勧めていますか?
あらゆる場面で勧めています。
ワクチン接種に来院された際はもちろん、初診時や、抗体検査について認識されていないと判断もしくは推測される飼い主様と対面した際にお話しています。
抗体検査を勧めてみて飼い主様の反応はどうでしたか?
とても良いです。
ほとんどの飼い主様が、抗体検査をご希望されます。
数分以上かかるような長い説明は必要ない場合が多いです。
なかには「待ってました!」と、なぜ今まで提案してくれなかったのかとおっしゃる方もいます。そのような方は少なくありません。動物病院側からのお声がけが必要なんだなと感じます。
飼い主様への説明で気を付けている事はありますか?
以下の事に気を付けて説明しています。
1 .ワクチンを否定せず、“エビデンスに基づいたワクチン接種” と
“過剰接種を避ける重要性”を強調し、院内キットで抗体検査が身近になったことをお話ししています。
2 .一方的に抗体検査を勧めてしまうことがないように、抗体(検査)についてご存知かを伺うようにしています。
ご納得の上で、抗体の持続期間は長いという事も併せてお話しています。
3 .検査するのは3種類の抗体という事と、費用がワクチンとは異なってくる旨をお話しています。
また、抗体検査と混合ワクチンが全く別物であるということを理解していただけるように説明し、(一般的に)費用が高くなるからやらないという事がないようにしています。
4 .ワクチン接種証明書の提示を求められる様々な施設において、抗体検査証明書を受け入れていない場合は利用できるよう病院から電話する事を約束しています。