パラディア錠15
抗悪性腫瘍剤 受容体型チロシンキナーゼ阻害剤
特長
【特長】
パラディア錠は腫瘍の細胞増殖、血管新生、転移に関与する受容体型チロシンキナーゼに作用し、血管新生の阻害と腫瘍細胞の増殖を抑制することにより、抗腫瘍効果を示します。
● 犬の再発した皮膚の肥満細胞腫の治療薬です。トセラニブリン酸塩を有効成分とする、国内で初めて認可された犬用の悪性腫瘍治療剤です。
● マルチターゲット型の受容体型チロシンキナーゼ阻害剤です。VEGFR-2、PDGFR、KITの複数のRTKを阻害して、抗腫瘍効果を示します。
● 安全性と有効性が国内外の臨床試験により確認されています。
● 飼主さまが自宅で投与できる経口の錠剤です。3種類の剤型(10mg、15mg、50mg)で、体重により錠剤を組み合わせて投与できます。
【効能・効果】
犬:PatnaikグレードU(中間型)又はV(未分化型)の再発した皮膚の肥満細胞腫
使用期限
2027/2/28
仕様
【用法・用量】
通常、トセラニブとして体重1kg当たり3.25mgを2日に1回経口投与する。なお、状態により適宜減量(0.5mg/kgごとの減量とし、最低用量は2.20mg/kgとする)又は休薬(2週間まで)を行う。投与開始6週間は毎週、その後は6週おきに獣医師の診察を受け、用法用量を決定すること。
【用法・用量に関連する使用上の注意】
用法及び用量で規定する適宜減量、並びに投与の中止及び再開の指標は、下記の休薬減量基準に従うこと。投与を忘れた場合あるいは全量を投与できなかった場合でも、再投与はせずに次回の投与日に処方された量を投与すること。投与量を増やしてはならない。