犬と猫の臨床動物看護ガイド3巻 長期的な治療や管理が必要な症候/疾患の動物看護
「標準動物看護」をめざす書籍 臨床動物看護ガイドシリーズ待望の最終巻!
特長
【特長】
●<編集委員からのメッセージ>
本シリーズは、種々の症状や疾患に対する一定水準の動物看護の提供が実践できるように標準動物看護をめざした書籍です。類似の事例が来院したときや、電話がかかってきたときに役立てていただくだけでなく、事前に読んでイメージトレーニングを行う材料としていただきたいと思います。編集委員全員で全頁の読み合わせを行いましたが、愛玩動物看護師および愛玩動物看護師を目指す方々にとって、大変勉強になる多くの内容が書かれているとの感想で一致しました。このため本来は愛玩動物看護師1人1冊を手元に置いておくのがベストかと思いますが、ぜひとも、一動物病院や一教育機関に1冊は置いていただきたい書籍です。
編集委員代表 左向敏紀
仕様
【仕様】
●編集委員:左向敏紀 上野弘道 宮田拓馬 小野沢栄里 新谷政人 三橋有紗
仕様:A4判、並製、448頁、オールカラー
ISBN :978-4-86671-222-2
発行年月日:2024年9月1日
★犬と猫の臨床動物看護ガイド シリーズ★
・1巻 救急の初期対応に注意が必要な症候/疾患の動物看護
・2巻 要注意な見落としやすい症候/疾患の動物看護
・3巻 長期的な治療や管理が必要な症候/疾患の動物看護
詳細説明
<CONTENTS>
発刊に寄せて
本書の使い方、動画の視聴方法
編集委員・監修者・執筆者一覧
本書で使用する用語について
■第1章 管理が重要な命にかかわる症候/疾患の動物看護
1. 咳@「ガーガーという呼吸音が聞こえる」/気管虚脱
2. 咳A「咳をしている」/僧帽弁閉鎖不全症
3. 多飲多尿@「飲水・排尿の量と回数がいつもより多い」/慢性腎臓病
4. 多飲多尿A「排尿が我慢できない」/副腎皮質機能亢進症
5. 腫瘍@「乳腺にできものがある」/乳腺腫瘍
6. 腫瘍A「首の付け根にしこりがある」/甲状腺腫瘍
7. 腫瘍B「皮膚にできもの(かさぶた)がある」/猫の扁平上皮癌
■第2章 飼い主支援が重要な症候/疾患の動物看護
1. くしゃみ・鼻水「くしゃみ・鼻水が出ている」/慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎
2. 歯石沈着「歯石が溜まっている」/歯周病
3. 下痢@「下痢が続いている」/蛋白漏出性腸症
4. 下痢A「下痢が続いている」/膵外分泌不全症
5. 後肢跛行「後ろ肢をかばっている」/股関節形成不全
6. 後肢麻痺「歩くことができない」/胸腰部椎間板ヘルニア
7. そう痒@「痒がっている」/マラセチア皮膚炎
8. そう痒A「痒がっている」/皮膚糸状菌症
9. そう痒B「痒がっている」/犬アトピー性皮膚炎
10. 紅斑「皮膚に赤い斑点がある」/膿皮症
11. 充血「白眼が赤い、眼ヤニがでている」/乾性角結膜炎(ドライアイ)
12. 眼球白濁「黒眼が白い」/白内障
■第3章 各症候/疾患の理解に必要な動物看護技術
1. 抗がん薬の取り扱いと飼い主支援
2. 在宅医療におけるターミナルケア
3. 動物医療グリーフケア(R)
4. エンゼルケア
■付録
典型的な症状に対する疾患のフローチャート
索引